写真と言霊【写真とエッセイ】 HOMETopSeries-001 | | | | | | | | | | 壱拾 |
は宙(そら)の形(かたち)だという。

が世界なら、木々はその中の完結した世界となるのだろう。

秋の夕暮れ。
全体を少し見下ろしているような位置から柿の木を見ていた。

まるで生まれたばかりの星々が星雲を通して見え隠れしているかのようだ。

星は空間に浮かんでいるように見えるけれども、柿の実が木につながっているように、霊気の流れによって宇宙の根元とつながっているという。

人もまた、霊気の流れの中、宇宙の根元とつながっている。

目を凝らしてごらん。あなたに備わる人を超えた眼力で……。光の羽根が二筋、人の背中から永遠の彼方に伸びているのが見えるでしょう? もっと見つめてごらん。もう一筋あるから。
あなたを生かし、守り、導く光。羽根の中には、まだ弱々しいけど、たしかに星の輝きが広がってゆく。
あなたの心の輝きはそこにある。

人とは宇宙のひとつの形。喜び悲しみ、絶望・希望。この思いがあなたの宇宙を変えてゆく。

頭上に広がるあの宇宙もまた、高次元の目で見るならば人の形をしているのかも知れない。
かつてこの宇宙にも、悩み苦しんだ日々があったのかな。

だから星々が輝く時、やさしい気持ちになるのかな。
声にならない、心の声で「わかるよ。いつか私もたどった道」とささやく。
それは決して、気のせいなんかじゃない。

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