写真と言霊【写真とエッセイ】 HOMETopSeries-001 | | | | | | | | | | 壱拾 |

のしるしを告げる者 時のしるしを見分ける者

きわける者は悟り、この世を超えた知力を纏い、ある者は神に導かれ多くの者を救い、ある者は生きながらに悪魔へとなって、より多くの者を滅びへと誘う。

聖書のヨハネ伝で、イエスにニコデモという学者は新しく生まれ変わることについて問われたとき、母の胎に入って再び生まれることと思い、不可能なことだと答えた。
そのときイエスは霊的に生まれ変わることについて話したのだった。

イエスは風(プネウマ)は思いのままに吹き、その音は聞くけれども、それがどこから来て、どこへ行くのかは知られないと言った。
同じように霊(プネウマ)から生まれる者もまた同じであると言ったのである。
その言葉は生まれながらの人には理解できないことだった。
生まれ変わった者にとって、その風の行く場所は明らかなのだ。

イエスの奇跡はどこから来たのか、それはイエスが何者であるかの答えとなる。
その答えは、同時に私たちがもともと何者で、どこからやってきて、どこへ行くのかを教えてくれる。

風の音は時を告げる。
プネウマから力を得る者は、この世を動かしてゆくプネウマの流れを知って、時のしるしを見極める。

この世の範囲を超えて見て聞き理解した上で、見張る者として、警告を与える使命を負った者が必ずいる。注意して見極めよう。自らの権力や利益のため自分がそうだと主張する偽預言者がはびこる混乱の時に我々はいる。闇からの風も未来をある程度告げるが、ついて行けば後に絶望と落胆を刈り取ることになるからだ。

未来を予知するプネウマは得られずとも、真偽を確かめるプネウマは比較的受けやすい。
「生まれ変わる」その意味を考え続けるとき、その力は与えられる。思いがけない時に。
その時こそチャンスでありピンチなのだ。
謙遜になり、道を見出そうとするとき、更なる力を得ることになる。

得たことについて過信すると、高慢になり先には闇が待ちかまえている。
受けた力が大きいほど、待ちかまえる闇は大きく深くなる。
そして、多くの者を引き連れて地獄へと誘う者となってゆき。生きながら悪魔へと変貌していく。

プネウマは謙遜という徳を持つ弱き者にこそ力が現れる特性を持つ。

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